今回の尖閣問題で中国も軟化姿勢を見せつつある。
そんな中で民主党は、尖閣ビデオの公開に応じない方針を固めた。
公開すれば日中両国で相互批判が再燃し日中関係が再び悪化しかねないとの判断だそうだ。

まったく何をやっているんだか！！！
今日本がしなければいけないのは、毅然とした態度で白黒はっきりとさせるためにもビデオ公開し国際社会へ訴えるべきだと思います。
そもそも事実に基づき堂々と争えばよいものを、これじゃあ日本が不利な証拠であるビデオを公開しないと国際社会に思われる可能性もある。
中国の面子を考えているとすれば大馬鹿である。
そこまで中国に媚びる必要はない。
というか、けんかしてる相手に何を遠慮しているのか？
どこまで弱腰なんだ！！！
自民党ではありえないぞ！
アジア欧州会議（ＡＳＥＭ）に菅総理が行ったのは、日本の立場や意見を各国に主張するために行ったのではなかったのか?
これでは、中国に謝りに行ったと言われても仕方がない。

さて、ビデオ非公開ということでかなり頭にきているんですが、今日は今回の事件で中国がレアアースを輸出制限するという外交カードを切りましたが、日本の外交カードについて記したいと思います。
前に記しましたが、レアアースですが、中国が輸出禁止すれば、日本はレアアースを使った部品や製品を中国に輸出禁止すればよいだけです。
このノウハウは日本企業が握っていて中国では生産できないのが現状です。
困るのは中国のほうだと思います。

日本には、レアアースの在庫もあるし、代替技術も開発が進んでいます。
つい先日もニュースで
　独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）は１６日、レアアース（希土類）の一種で液晶テレビのガラス基板研磨材に使われるセリウムの代替技術と使用量低減技術を開発したと発表した。
とか
北海道大学と独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」（ＮＥＤＯ）は９月３０日、電気自動車（ＥＶ）などの製造に使用されているレアアース（希土類）を必要としない次世代ハイブリッド車用モーターを開発したと発表した。
などのニュースが入ってきている。

中国は、日本の海底資源や技術・金を奪おうと必死である。
日本を本当に怒らせてしまったら、やばいと思い軟化姿勢に転換し今後少しでも優位に日本と付き合いたいと願っている。
その証拠に、本当に強硬姿勢を貫こうと思っているなら、アジア欧州会議（ＡＳＥＭ）で菅総理と温家宝中国首相の首脳会談などありえない。
明らかに中国としても落としどころを模索している。
今中国では、日本の国会を注意深くみつめ、また小沢氏の強制起訴という事態にどう対応すべきか？いろいろと慎重に作戦を練っているはずである。

日本を怒らせると中国以上の経済政策ができると思います。
日本の技術は半端じゃない。

今回の事件でようやく国内で中国に依存しすぎるのがいかに危険なことかと言うのが問題になった。
また、フジタ社員逮捕の件で中国に進出している企業もリスクを考えることになった。
これから、韓国中国以外のアジア諸国へのシフトができればいいと思います。

さて、日本の技術力についてネットで調べたので少し紹介いたします。

日本の持つ電子プリント基板特許の輸出を止めると、ターゲットにされた全ての国の大部分の兵器が使用不可能になる。
戦闘機も、ミサイルも、戦艦も、戦車も動かなくなる。つまりターゲットにされた国の軍隊は麻痺状態になる。

日本にしか製造出来ない１ｍ当たり８０ｔの荷重に耐え得る鉄道用レールの輸出を止めると、北朝鮮と中国・ロシアを結ぶ「物流の要」＝鉄道が崩壊する。メンテナンスもままならなくなる。
当然新幹線の導入も不可能になる。
中国の鉄鋼生産技術で生産された粗鋼は、現在、国際市場では「クズ鉄」として取引されている。購入した国が再度、精錬し直さなければ、「使い物にならない」ためである。

日本の小松製作所にしか製造出来ない小型のパワーシャベル、ブルドーザーの輸出を止めると、北朝鮮の生命線＝核ミサイル開発の資金源である地下資源の開発が全面的に止まり、ターゲットにされた国の全ての資源開発・建設工事・軍事施設の建設が不可能になる。
ロシアは、ソチ・オリンピック開催が不可能になる。
無論現在保有している重機のメンテナンス・部品供給ふくめ日本が応じなければクズ鉄と化す。

日本にしか製造出来ない、ステルス戦闘機用のステルス機能を持つ塗料の輸出を止めると、米軍の戦略の要であるステルス戦闘爆撃機の製造が不可能になる。
なお、中国軍も、このステルス機能を渇望している。

日本しか持たない原子力発電所建設技術の輸出を止めると、世界中が電力不足で悲鳴を上げる。
また日本しか持たない原子力発電所の原子炉内部の「透視を行う」非破壊検査装置の輸出を止めると、現在、動いている世界中の全ての原子力発電所がメンテナンス不可能になり、稼動停止となり、核ミサイル原料プルトニウムの産出が止まる。

戦闘機・核ミサイル用の、ジェット燃料を、世界中で圧倒的に生産量の少ない軽質油から製造する技術は世界各国が持っているが、質の悪い、圧倒的に生産量の多い重質油からジェット燃料を製造する技術は日本しか持っていない。
日本が重質油原料のジェット燃料の輸出・製造を止めると、世界中で航空機・戦闘機・核ミサイル用の燃料が圧倒的に不足する。
燃料が無ければ、最新兵器の軍備は、単なる鉄クズの集積になる。

などなど、日本は、こういうすばらしい技術を持っています。
こういう技術を外交カードとしてちらつかせても良いのではと思います。
中国がレアアースを外交カードとして使ったんですから・・・
今回、事件発生後日本は中国から大使を引き上げるくらいのことはしたほうが良かったと思います。

日本はインドやほかのアジアの国ともっと依存性を高めていけば生きていけるし、もっと発展すると思います。
日本と関係を深めれば発展できると思っている国はたくさんあります。

日本は米中露などと違い、狭い領土でなおかつ資源のない状態で世界の強国と経済競争して経済大国として君臨してきた。
これは、日本の卓越した技術力があるからだ。

戦争中のゼロ戦や戦艦大和などの技術も本当にすごい。
世界最大の大和を短期間に建造できたのも技術力以外に生産システムのすばらしさがあったからだ。
ほかの国にはまねのできない、日本人の創意工夫・技術力があったからだ。
だから日本は、奇跡と言われるほどの急速な戦後復興を達成できたのだと思います。

日本を本気で怒らせ国交断絶して本当に困るのは中国のほうであると思います。