小沢

2010年11月09日06:03キンタイズム・・・22
尖閣ビデオ流出につきまして、今日は記したいと思います。



今回sengoku38氏なる人物がyoutubeを使って、尖閣ビデオ映像の公開をしたわけだが、今回の一連の出来事でわかったことをまずは整理したい。

1、流出した映像は、石垣海上保安部の職員が、事件発生当初(中国人船長の逮捕直後)の段階でおよそ44分間に編集したもので、捜査の資料として那覇地方検察庁に提出したもののであること。

2、中国船の挑発行為や100%故意に衝突しており、悪質かつ中国船の過失がはっきりと記録されていること。

3、ビデオは完全版でなく、中国船へ海保隊員が乗り込み逮捕に至る一連の映像が削除されていること。

4、菅内閣は、流出の真相を究明すべく、国家公務員法(守秘義務)違反容疑などで捜査を指示したこと。

5、那覇地検の内部調査では、外部流出の形跡は無いとの判断。また石垣海保の内部調査では全職員がビデオ流出への関与を否定していること。



これらから、少し考察してみたい。

1について。
今回流出ビデオを扱った人物はどれ位いたのか?
おそらく、海保、地検それ以外にも政府の人間が関わっているはずである。
特に与党内では、前原氏を含めノーカット版を見ている人物が多くいるはずである。

2について
このビデオから言える事は、中国人船長の釈放が明らかに不当な処置であったこと。
日本に有利な証拠を菅内閣はなぜ隠すのか?
菅内閣がこれまで徹底してビデオ非公開にしてきた事は、政府の対応の間違いを隠すためであり、不当な行為であること。

3について
以前記した「巡視艇乗員が弾みで海に落ちた時、中国漁船員がモリで突いた」…石原都知事が“仄聞”暴露した部分がカットされている。
つまり、中国船に海保隊員が乗り込んだところや逮捕したシーンが無い。
これは、地検へ公務執行妨害容疑の証拠として提出されたビデオである。
もしモリで突いたとなれば、殺人未遂の適用になってもおかしくない。
その部分はカットしているものである。
その前に国会にて視聴のあった6分50秒に編集した映像について、国会で仙谷氏や柳田氏は、「関係者の人権や名誉に配慮して」とか「関係者の名誉や人権にかかわる情報は省きたい。」 といっているが、流出したビデオにもそのような部分は無い。
つまり肝心な部分はカットしているということだ。
10月9日の産経新聞の報道では、
川上義博・参院予算委員会理事は「ビデオを公開したら大変なことになる。日中関係改善は2、3年遅れる。温存した方がいい」と発言している。
政務三役の一人はビデオを見て「あれは公開してはいけない。あれを見たら『中国人ふざけるな』と国民感情が燃え上がってしまう」と感想を漏らしている。
更にビデオを見た民主党幹部も公開を躊躇(ちゅうちょ)してみせた。「ビデオを出したら国民は激高するだろうな」と言っている。
やはり、彼らはノーカット版を見ており、それには、肝心な部分が残っているはずである。

4について、
仙谷氏は、ビデオ流出について「事実関係調査し、中国に説明を申し上げる」「故意の流出なら国家公務員法違反だ!」と発言し犯人探しをする意向を示している。
この発言はかなり異様な感じがする。
流出で中国の非が明らかなのに、そこには触れず犯人を捜し、中国に説明申し上げると敬語まで使っている。
全くどういうことなんだろうか?
彼の中国に対して気持ち悪い敬語の使い方にはあきれ返ってしまう。
仮にビデオ流出したsengoku38が特定され逮捕された場合、
明らかに故意で悪質な中国人船長が釈放
国民の知る権利や国益を考え、身を挺して内部告発した愛国者を有罪
こうなると菅内閣の支持率は更に一気に下降する。

5、那覇地検、石垣海保以外での可能性は無いのか?
政府関係者の可能性は?


まとめ
これらから考えると、今回のビデオ流出のsengoku38とは、那覇地検や石垣海保の一個人が行なったとは思えない。
理由として、那覇地検では釈放の責任を押し付けられたとはいえ、検察がいろいろ問題になっている中でこのようなことを起こすとは思えない。
石垣海保の一個人が怒り狂ってビデオ流出したとすれば、問題のカットシーンが一番公開したいはずである。
もし、職や人生を賭けビデオを流出させる腹なら、問題シーンを流出させるのではないかと思う。

つまり僕は、民主党内部の者が関与・指示していると推察する。
それが内閣関係者か民主党関係者かはわからない。

内閣関係者説は、ビデオ公開との民意の高まりから、あえて国会提出の6分50秒の短いビデオより、重要部分をカットしているが長いビデオをわざと流出させ、国民の怒りや不満をガス抜きしようとしたのではないかと言う事。
そしてこれで、幕を下ろしたい考えではないだろうか。
ノーカット版をどうしても隠したい思惑があるのではと思う。
Youtubeの動画をTVが早いタイミングで躊躇無く流していたのにも何か勘ぐってしまう。
こういう映像には、流す方も政府に確認したり慎重になるはずではないかと思う。
それが一切無かったように思う。
つまり政府公認というか、逆にどんどん報道して欲しいような感じさえする。
sengoku38が、情報開示にあたりネットを使用した事。
僕はプロの仕事であると思う。
ネット公開は本人特定のリスクがある。
多分特定されないように手を打っているのではないかと思う。
更に公開の方法は、国内外のメディアや右翼団体や不特定多数の国民に送りどこからとも無く自然と公開することもできれば、もっとリスクの少ない方法があるはずだ。
わざわざリスクがあるYoutubeを使ったのは、時期的な理由(国会やAPEC等)で早く国民や全世界に知らせたかった事ではないか。
最後に中国に対しての外交カードとして使ったのでは?と言うこと。
重要なカット部分を残し、情報公開することで中国に圧力をかけることができる。
もし中国がこれ以上強行な姿勢をとるなら、今度はノーカット版を公開すると言うメッセージがあるのではと思う。
実際、このビデオ流出してから、中国は強硬なことを言わず慎重なコメントしかしていない。
中共は、日本がぶつけてきたと人民に説明していたが嘘だとばれてしまい困っているように思う。
人民の暴動に発展しないか?戦々恐々としているのではないだろうか?
まあ、今回の流出ビデオがいろんなことから日本国民の意識をそらす目的で行われたのであれば、ある程度効果があったと思います。

民主党関係者説は、やはり小沢氏の影を勘ぐってしまう。
つい、この前まで、民主党は小沢派vs反小沢派の構図が出来上がっていたが、最近では仙谷派vs反仙谷派の構図ができてきている。
菅内閣打倒のクーデターの可能性も否定できない。
さらに中国内部の複雑な権力闘争や今回の尖閣事件における中共の体制の脆弱さが露呈している。
デモ鎮圧にも苦労しているし、人民の不満が高まっているのも上手く統制できていない。
習近平の存在も気になるし、中国にパイプを持つ小沢氏が保身を含め、動いたと考えることもできる。

まあ、真相はわかりませんが、これが僕の分析した結果です。
妄想と思われるかもしれませんが・・・・・・

情報開示をモットーにしていた民主党が一転して情報を隠蔽する。
しかしながら、国民の意思に反し無理に隠蔽した国益を損なうような情報は、隠蔽しようとすればするほど、開示に向けた動きが出てくるものである。
いずれ、ノーカット版の公開がなされるはずである。

社会主義的な民主党政権は要らない。
国家主権をまもり、国益を第一に考える保守政党が政権を握るべきである。
一刻も早く、菅政権は内閣総辞職し、解散総選挙で民意を問うべきであると思います。

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2010年09月25日12:52キンタイズム・・・20
菅仙谷政権が、ついにやってもうた。

今回の中国人船長釈放の判断はひどすぎる。

中国は、日本は脅せば後ろに下がり何とでもなると認識し、韓国が竹島でやったように近い将来尖閣諸島へ軍事侵攻し、領有権を主張していくでしょう。

今回の判断は中国だけでなく、韓国やロシアなどにも大きな影響を及ぼす。
またASEAN、アメリカは、今回の判断にがっかりしているように思います。

やはり民主党には、任せられない。
今回大きな火種になると思います。

本当に、こんな政府の国益無視の弱腰外交に腹が立ちます!!!

日本の誇り、正義、気概はどこへやら・・・

情けない限り・・・・

いまこそ、保守の志士が立ち上がるべきだと思うのですけどね。

そういう菅政権を尻目に小沢氏は、中国人船長が釈放すると会見した24日に、政治資金パーティーで講演し、「今度はほんとうに静かにして、しばらく充電期間としたい」としたうえで「天命が下れば、命を懸けて頑張りたい」と言っている。
今回笑いが止まらないのは、小沢氏だろう。
今回の菅政権の大失策は、支持率を急低下させることになるのは間違いない。
小沢氏は党を割らずして、民主党内で小沢待望感が高まり、小沢復権の土台が出来るだろう。
しかも中国は小沢総理誕生のために後押しすることを惜しまない。
そうすれば、中国は日本を好きに操れることになるからだ。
そのため今後もこの件で、菅政権に圧力をかけてくる。
中国に大きなパイプを持つ小沢氏は、ニヤケているはずだ。

政治資金の問題も、ここに来て少し風向きが変わってきている。
元秘書3人は一転し否認、真っ向から検察と戦うことになった。
先日から検察の権威が地に落ちている。
郵政問題で証拠を改ざんで前田恒彦検事が逮捕されたが、彼は小沢氏の事件も担当している。
今後小沢氏側が証拠の信頼性などを突いてくるのではないだろうか。

僕は、菅政権が沈没後、小沢氏が政権を取りに行き、対抗馬として前原氏等の次世代が迎え撃つ構図を描いていたのですが、今回の失策で前原氏も厳しくなってきたと思います。

 さて話を戻しますが、やはりどう考えても戦後最大級の失策です。
 中国は早速賠償請求してきたようです。
国内外で大きな遺恨を残すことになりそうです。
今回の判断は、法治国家の根幹を揺るがす事態を招いてしまいました。
中国のフジタ社員拘束に対して抗議しないのもNG。
弱腰外交にも程がある。
一刻も早くビデオを公開し日本の正当性を訴えるべきだ。
このままだと、ますます中国は図に乗るだけ。
道理が通じない卑怯な相手に弱腰では戦えない。
大きなカードを失い、方向性を誤ったが、これから強硬姿勢を崩してはいけない。
とにかくこのまま日本が沈みかねない状況に救世主が現れて欲しいものです。




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2010年09月15日18:04これから
民主党の代表戦が終わった。
さてこれからどうなるのか?
小沢氏はどう動くのか?
人事はどうなるのか?
実に興味深い。

今回の菅小沢対決では、大きな亀裂を作ってしまった。
これでは、挙党態勢を築く事は出来ない。

小沢支持の面々は冷遇される。
あまり露骨にやると党分裂してしまう。
菅氏もこれから頭が痛いはずだ。
小沢氏が党を割ることも十分ありだ。
党を割らずに菅氏の自爆待ちで次に準備するやも知れぬ。
まあ、どう転ぶにしても菅内閣の寿命は短い。
いずれ政権運営に行き詰るのは目に見えている。
菅氏の人事と政権運営は難しいことになるのは間違いない。

個人的な予想としては、菅氏が用意したポストに小沢氏が納得せず、党を割る。
菅政権が連立組み換えの動きより早く小沢氏が他党と連携の動きをみせる。
それを引き金に政界再編の動きが加速するのではないでしょうか?

これからの動きに目が離せないですね。

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