赤チン

2020年07月17日22:25ザックリ
お風呂でさっき、ヒゲ剃りで左手の中指の先を切った。
ヒゲ剃っている時ではなく、右手に持ったヒゲ剃りが、左手に当たって一気にザックリと切った形だ。
中指の爪の右半分の1/3位先に刃が食い込み、切れ味が良いので、そのまま爪ごと一気に持っていかれちゃいました。
そもそも普段から深爪派で常に爪の先に白い部分はない。
爪先は無くなりましたが、爪のおかげで、指がだいぶ守られたようです。
とはいえ、お風呂場は惨劇状態。
水で洗い、止血のために指を圧迫。
血が止まらないまま、バンドエイドを強めに巻くも血だらけでやり直し。
バンドエイドを2枚巻き、その上からガムテープで巻いた。
これでしばし待つ。

普通なら、消毒液は使わずワセリンなどで傷を保護したり、キズパワーパッドなどで処置するのが正しいやり方かもしれない。

消毒液は、傷口のばい菌を殺してくれるが、同時に常在菌(良い菌)まで殺し、かえってばい菌が侵入しやすくなったり、傷を治そうとする分泌液(体液)が出ますが、その中にはいろんな細胞が働いてくれるのですが、それらも消毒液は殺してしまい治りが遅くなります。
ヨードチンキやオキシドールなどで消毒すると、強烈に傷口がしみたり、痛みがでますが、これは、ばい菌は無くなるもののかえって傷が悪化しています。
傷口を洗って綺麗にすれば、少しくらいばい菌があったとしても化膿するのはマレです。
化膿さえしなければ、大丈夫なんです。

とはいえ、指先であることと傷が治るまで時間がかかるし、ばい菌は怖い。
いろいろとどう治療するか?考えたが、結局消毒することにした。
要はどういう消毒をするかだ。
使ったのは、昨年購入した懐かしの赤チン。

1

赤チンは他の消毒液と違い、殺菌力は強くない。
使った人は分かると思うが、赤チンは刺激性は無く、痛かったりしみたりはしない。つまりヨードチンキやオキシドールのようには傷口は悪化しない。
マキロンのようなもので、しみない消毒液もあるが僕は赤チンをチョイス。
やはり消毒の強さもあるし、他にも利点があるからだ。
一つは、他の消毒液と比較すると持続性があり静菌作用があること。特に指先なのでありがたい。
次に皮膚表層のみで抗菌性を示すことです。さらに傷の表面が乾きやすい。
つまりまとめると、現在主流の傷口を消毒をしない治療法としっかりと消毒をする治療法の中間でありながら、傷の表面の抗菌・静菌効果が長く持続するということ。
赤く色がつくのはマイナスポイントですが、色がついていると守ってくれているというのがわかる。

ガムテープとバンドエイドを外したら、血が止まっていた。
周りについた血と傷口を刺激しないよう洗い、水分を拭きとった後少し血がにじんでいたが、赤チンを塗布。しばし放置しティッシュでふき取りまた塗布。
数回塗布したら、今度は乾燥。
だいたい乾燥したので今度は液体絆創膏(コロスキン)を二度塗り。コロスキンは付けると沁みる。
2

でも爪の代わりになるので3回重ね塗りした。
爪がないところはさすがに違和感があるが、コロスキンを塗ったのでだいぶまし。
さらに表面を強くするために、コロスキンの上に瞬間接着剤を塗っておいた。
これで表面が固くなり爪に近くなるはず。
透明のマニキュアも持っているけど、キズの事を考えると使いたくない。
今日は念のためにさらにバンドエイドをするつもり。
まあ、コロスキンしてるから、明日から水作業も怖くない。
ただ手の消毒でアルコールを使うので、防水のバンドエイドか指サックはあったほうが良いかもしれない。
寝るのが遅くなったな。明日痛みが引いてくれてるといいな・・・
それにしても、赤チンとコロスキンがあってよかった。キズパワーパッドも常備してますが指先は密封しにくいので今回は使わなかった。
早く爪はえないかな。。。



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
2019年11月28日21:30ネット購入
そろそろ購入しておきたいアイテムがあったので、ネットで購入した。
購入したのは医薬品のマーキュロクロム液だ。
ピンとこない人もいるかと思うが、俗にいう「赤チン」である。
僕の薬箱の中には、赤チンを常備している。
未だに・・と思う人も多いかと思う。
周りからは、使うのを止めた方が良いのでは?と言われたりするが、長年お世話になっている。
まだ、使いきっていないのですが今回ネットで購入する事にした。
購入理由は単純。
もうすぐ国内では入手できなくなるからだ。
現在マーキュロクロム液を製造しているのは、日本で三栄製薬さんの1社のみ。
1

しかもマーキュロクロム液は2020年12月31日をもって法令により製造禁止になる。すでに厚労省は2019年5月31日をもって日本薬局方からマーキュロクロム液を削除している。それにより、すでにマーキュクロム液「コザカイ・M」を販売してきた小堺製薬は製造を止めている。赤チンは原料の製造途中で水銀が発生するので日本では原料製造はできず、原料は外国から輸入し、製造しているのですが水銀による環境汚染の面から規制対象になっている。
しかし愛用者の声に後押しされ、三栄製薬さんは「日本薬局方」の表記を外した新しいパッケージにリニューアルし、2020年いっぱいまでは原料がある限り製造し続けるということです。
1

実は三栄製薬さんの中で赤チンの売上は1%にも満たないそうです。しかしそれでもパッケージを変えリニューアルしてまで期限ギリギリいっぱい販売し続けて下さる。
そこまでして作るのを社長の藤森利美さんがこう言われてる。
電話や手紙で『いつまでも作ってください』と激励をいただくからです。2020年12月の規制はしょうがないな、とは思いますが、これだけファンがいるのに作れなくなるのは大変さみしいです。それでも規制が始まるまでは愛用者のために製造し続けようと思います」
現在、「赤チンは子供のような物!」という社長のこだわりから、この藤森社長自ら月に一度、180リットルの赤チンを製造しておられる。
実に男気のある社長さんの男前な会社である。

子供の頃、ヒザ小僧や至る所でお世話になった赤チン。
個人的に懐かしさだけで購入するのではない。
現在、傷口については消毒をせず流水で洗い流すというのが医療の主流になっている。
僕も基本的に消毒液は使わない事がほとんど。
でも家には他の消毒液としてマキロンやオキシドール、ポピドンヨード液(イソジン)、アルコールの脱脂綿等はある。
これらと赤チンを比較するといくつかの利点がある。
赤チンは傷口に塗布してもシミない。
赤チンは他の消毒液と比較すると殺菌作用はあまり強くない。
赤チンは他の消毒液と比較すると持続性があり静菌作用がある。
赤チンは、皮膚表層のみで抗菌性を示す。
ちなみに、赤チンは微量の水銀を含むが、赤チン自体皮膚浸透性が低く、濃度が薄い希釈液のために毒性は小さいので、外用剤として使う限りにおいては安全とされている。

つまり、殺菌作用はあるが弱く、皮膚浸透性が低く、皮膚表層で抗菌・静菌作用があり、長く効いてくれるということ。
赤チンは現在主流の傷口を消毒をしない治療法としっかりと消毒をする治療法の中間でありながら、傷の表面の抗菌・静菌効果が長く
持続する。
治療薬(消毒液)として実に良いバランスだと思う。
個人的には、消毒せずに治療し、軽く化膿した時など使うことが多い。
またちょっとした怪我には使い勝手が良い。
まあ、赤い色が服に付くのは、気をつけなければいけないが、それを差し引いてもお薬として持っておきたいというのが本音だ。
何と言っても赤い色が付いている間は効いてくれている感じがあって安心できるし、何でも早く治してくれるように思う。
というのが、僕の感想であり購入理由だ。
もう買えなくなると思い、今年のこの時期に購入しました。
50mlで500円程度でした(送料込)。
これがあるだけで、なんか懐かしくて安心感があり、僕にとっては強い味方だ。
現在あまり使用頻度は高くないけど、大事に使っていきたい。
来年、非常持ち出し兼アウトドア用でもう1つ購入しようかな。
昭和の時代、どこの家庭にもあった赤チンと正露丸とオロナイン。
僕の薬箱には赤チンだけ常備している。
それにしても昭和の思い出の一つである赤チンが来年で姿を消すのは少しさびしい。


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック